オンラインカジノにハマって今年でもう5年になる。さすがにオンラインカジノを5年もやっているとオンラインカジノを見る目も肥えてくる。経験と勘がモノをいうのだ。
オンラインカジノでは「トータルでは負けている」というのが5年間の正直な結果だ。
たまに勝利して軍資金が膨れ上がることもあるが、その勝利金は、すぐに立て続けにやってくる負けのベットですべて使い切ってしまった。これはオンラインカジノの無情なところである。
勝っているときにちゃんとやめておけば貯蓄を増やすこともできたのかもしれない。だが「もっと勝ちたい」という気持ちが賭けを継続させることを選び、勝利金が手元に残ることはほとんどなかった。
とはいえ、借金は作らないように気をつけて遊んできた。確実なマイナスとして失ったのは貯金額の100万円程度だから、「負け額」を投入額ではなくマイナスだけに限定するなら、5年間オンラインカジノをやってきた人間にしては少ない方ではないだろうか。
負けることでしかわからないことがある。ちゃんと失敗しなければ見えてこないオンラインカジノの本質のようなものがある。
アフィリエイトサイトに書かれているオンラインカジノの情報がすべて嘘とは言わない。だが、そこにある程度の「アフィ忖度」や「誇張」があるのは確かだ。
そこで、俺は可能な限りフラットな目線で、アフィ忖度や誇張を取り払ったリアルでガチなオンラインカジノのランキングを考えていくことにした。
もちろん、俺の「主観」が入っているためアフィ忖度とは違ったかたちでのバイアスがかかっているランキングになることはあらかじめ断っておきたい。だが俺のランキングが少しでも参考になれば幸いだ。
5年間のオンラインカジノ遍歴と個人のスペック
まずはオンラインカジノのランキングを作ろうとしている俺が、どのような経済力を持っていて、この5年間どのようにオンラインカジノで遊んできたかを簡単に紹介しよう。
俺のプロフィールと来歴を紹介しただけで信頼性が担保されるとは完全には信じていないが、プロフィールを添えることで、「この人が作りました！」という「農家の顔写真つきの野菜」くらいの信頼性をオンラインカジノのランキングに付与することはできるのではないだろうか。
さて、俺のスペックは現在30歳の地方公務員である。オンラインカジノを遊んでいる5年間のあいだに、月19万円程度だった手取りも26万円程度にまで上がっている。
オンラインカジノに対しては、給料から家賃光熱費生活費などを抜いた余剰資金だけで遊び、年二回のボーナスに関してはいくらでも使っていいというルールを設定していた。
年によってオンラインカジノとのかかわり方が違うため、投入額は年ごとに違うのだが、不思議なことに、合計すると5年間でちょうど500万円くらいは現金投入している計算になる。
勝利金のベットを追加で換算すると、給与からの現金投入にプラスして総額で800万円くらいは投入しているのではないだろうか。
5年間でのオンラインカジノとのかかわり方の変化
2019年はオンラインカジノで初めて遊んだ年である。だが、このころの自分はオンラインカジノは「メイン」のギャンブルではなかった。
メインはパチンコと競馬で、あくまでオンラインカジノは「暇つぶし」や「気晴らし」程度の遊び方しかしておらず、深入りはしていない。
この頃はまだ、どちらかというと「現場」があるギャンブルが好きだった。スマホだけで遊べるオンラインカジノに物足りなさがあったのは事実。あくまで「サブ」でしかなかったオンラインカジノに使った給料は、それほど多くなかった。
俺のなかでオンラインカジノがメインのギャンブルになったのは、月並みではあるがやはり2020年のコロナ禍がきっかけであった。「現場」ありきのギャンブルに行くのが難しくなり、ずぶずぶとオンラインカジノにハマっていった、というお決まりのパターンだ。
この時期は、可能な限り入金不要ボーナスをもらって、いろんなオンラインカジノで遊んでみた「お試し」の時期でもある。公務員を職業に選ぶくらいだから、遊び方がまったく破天荒ではなく堅実なのも私の特徴だろう。
2021年はオンラインカジノに激ハマりして、やや「堅実」であることをやめた年として記憶されている。ここから2022年までが、一番金遣いが荒く、それまでコツコツ貯めていた貯金を100万円失ったのもこの時期である。
2023年は、2022年までの激ハマり時期の損失を反省し、「趣味程度」の関わり方に戻った。おそらく今年の2回のボーナスはオンラインカジノに投入することはないだろうと思われる。今後、オンラインカジノは月給の余剰資金でちまちま遊ぶくらいで十分だ。
アフィ忖度なしのリアルガチなオンラインカジノランキング
俺のプロフィールと来歴を知ってもらったところで、そろそろアフィ忖度なしのリアルガチなオンラインカジノのランキングを紹介していくことにしよう。
しかし、「リアルガチのランキング」を発表する以上は、「リアルガチ」の基準が何なのかを提示する必要があるだろう。
何をもって「リアルガチ」とするかは、人によって基準が違う。ある人にとっては「リアルガチに勝てるオンラインカジノ」であるかもしれないし「リアルガチに負けるオンラインカジノ」であるだろう。
俺の場合は、自分の安定した5年間の負け状況を踏まえた上で「リアルガチに負けてきた」という基準でランキングを組ませてもらった。要するに「トータルで負けた人間が選ぶリアルガチなランキング」ということだ。
だから、「勝てるオンラインカジノを知りたい」とか「儲かるオンラインカジノを知りたい」という人には、あまり役に立たないランキングになるだろう。
このランキングは「趣味程度の距離感で長く遊べるオンラインカジノ」を、公務員がその公務員らしい「堅実さ」で、しっかり負けてきた経験を踏まえて、それでも遊んでいるオンラインカジノのランキングになっている。
トータルで負けた人間が選ぶリアルでガチなランキング
5年間のオンラインカジノライフのなかで、トータルで負け越し、貯金を100万円程度失った公務員が選ぶリアルなオンラインカジノのランキングは以下になる。
- エルドアカジノ
- ミスティーノ
- カジ旅
- リンクスベット
- プレイワールドカジノ
これらのオンラインカジノは、「ハイローラー」と言われる高額ベットをたしなむタイプのプレイヤーからすると、平凡なオンラインカジノのリストに映るだろう。
しかし、オンラインカジノを公務員的堅実さで安定して長く遊びたいというタイプには、一定の満足を与えるリストになっているのではないか、と思う。
もちろん、これらのオンラインカジノで「破滅」することも可能だ。オンラインカジノがオンラインカジノである以上、遊び方次第で、誰でも、どのオンラインカジノでも簡単に破滅することはできる。
そういった前提を踏まえたうえで、「堅実に遊ぶ」という方法で長く付き合えるオンラインカジノのリアルガチなランキングが上記のリストということになる。
俺の感覚としては「入金不要ボーナス」の賭け条件がそれほど高くないオンラインカジノほど、「堅実」な遊びが期待できる、という経験則からの判断がある。
これらのオンラインカジノは、30倍や40倍といった賭け条件が設定されている「厳しい条件」のオンラインカジノではないという共通点を持っている。
勝てるかどうかのランキングはリアルでもガチでもない
オンラインカジノに対して投げかけられる「勝てるのか」という質問に関しては、5年目の厳しさで言わせてもらうなら「勝てるかどうかという質問自体が愚問だ」である。
そもそも「勝てるかどうか」などを知っている人間は一人もいない。みな「知らない」のに、顔だけはリアルでガチにして、リアルでもガチでもないランキングを組んでいるのだ。それが「アフィ忖度」というものだ。
多くの人が「勝てるランキング」「儲けられるランキング」を欲している心情はよく理解できる。
だが、今後は俺が提示しているような「負けてきた人間目線」のランキングがより多く必要とされるだろうし、「オンラインカジノで勝つということはほとんどない」というリアルでガチな事実が周知されなければならないだろう。
俺が提示したランキングは、「余った時間の暇つぶし」を「破滅しない程度の出費」で遊ぶ限りにおいては、安定して遊べるオンラインカジノばかりだ。そして、そこには、ごくまれに「勝ち」もあるかもしれない。その可能性はもちろんゼロではない。
大きな勝利がない代わりに大きな敗北もない。だが、軍資金の範囲内で長く遊び続けることはできる。
オンラインカジノ5年目の俺がオンラインカジノに期待しているのは、今やこのような淡々としたヴィジョンなのである。
これはいわば、オンカジ歴5年目における「悟り」のランキングであるともいえるだろう。