「還元率」「ペイアウト率」とも言われるRTP(Return to Player)は、オンカジを有利に楽しんでいくための重要な要素です。
RTPというと、パチンコ・パチスロのイメージが強く、オンカジでも、多くはスロットに対して使われる傾向が強い言葉となっています。
ですが、オンカジにおけるRTPは、実はオンラインスロットだけで使われる考え方ではなく、オンカジに用意されているスロット以外の多くのゲームでも使うことができる考え方でもあるのです。。
理論的には、ライブカジノにおいてもRTPという考え方は有効ですし、RTPを考慮することによって、ゲームの選択において新たな基準が与えられることにもなるでしょう。
今回は、オンカジでRTPが特に高いライブカジノのゲームをランキングで紹介していきます。RTPを軸にしたゲーム選びで、より有利にオンカジを楽しみましょう。
高いRTPで遊べるオンカジのライブカジノゲーム3選
オンカジのライブカジノで、高いRTPで遊ぶことができるゲームを3つほど紹介していくことにしましょう。ランキングは以下のようになります。
- 1位 Lightning Blackjack(Evolution Gaming社) 99.56%
- 2位 Infinite Blackjack(Evolution Gaming社) 99.47%
- 3位 Japanese Speed Baccarat(Plagmatic Play社) 98.94%
RTPというのは「プレイヤーの賭け金のうち、どのくらいの割合でプレイヤーにお金が還ってくるか?」を示した数値となっています。
還元率が高ければ高いほど、プレイヤーの勝利時に還ってくる勝利金の払い戻し金額が高くなる。これが、RTPという数値が持っている意味となります。
RTPは長期的なベットを続けた場合に、その確率が有効になるというタイプの数値ですので、短期間の賭けではほとんど意味がないという点には注意が必要です。
また、RTPはあくまでも「確率」でしかないため、「確実に勝利金が還ってくる」という保証ではありません。
RTPは「長期的な賭けを行った場合に、このくらいの勝利金が還ってくる見込みがあるだろう」という目安として使うものですから、「このRTPだから絶対に勝てる」という風に考えるのは若干危険であるため、気をつけましょう。
RTPが高いゲームは「負けにくいが、大勝ちはしにくい」という特徴を持っています。
少額のベットで負けるリスクを避けてコンスタントな勝利を重ねられるかわりに、莫大な払い戻し金が得られるというようなチャンスはなくなるのが、RTPの「メリット/デメリット」の両面ということになるでしょう。
RTPは100%を基準にして「高いか低いか」を判断していくものですから、ほとんど100%に接近しているランキング内のライブカジノは、ギャンブルのなかでもトップクラスに高いRTPと考えて問題ありません。
参考までに、オンカジ以外のギャンブルのRTPのランキングも見てみましょう。
- パチンコ・パチスロ 80%~85%
- 競馬 70%~80%
- 競艇・競輪・オートレース 75%
- スポーツくじ 50%
- 宝くじ 46%
こちらのギャンブル別のRTPランキングを見れば、今回紹介するオンカジのゲームのRTPがいかに高い割合であるかは一目瞭然かと思います。
ランキングで紹介していく3つのゲームは、「コツコツと勝ちを重ねて賭け金を回収する」という目的でオンカジを利用する場合に、有利な遊び方ができるものだと考えるとよいのではないかと思います。
第3位!98.94%のRTPを誇るJapanese Speed Baccaratの特徴
まずはランキング3位、98.94%のRTPを誇るJapanese Speed Baccarat(以下、ジャパニーズスピードバカラ)の特徴を見ていきましょう。
ジャパニーズスピードバカラは、Plagmatic Play(プラグマティックプレイ)社が提供するスピードバカラで、プラグマティックプレイ社と提携しているオンカジを利用すれば遊ぶことができます。
プラグマティックプレイ社は有名プロバイダーですから、ある程度の知名度があるオンカジなら、おそらく、ほぼ確実に遊ぶことができるでしょう。
ジャパニーズスピードバカラはその名前が表しているように、バカラのなかでも「スピードバカラ」といわれるタイプのゲームとなっています。
スピードバカラは、ルールや賭け方などは通常のバカラと同じですが、とにかく「ゲームの進行が早い」という特徴を持っています。
スピードバカラでバカラを遊んだ場合、通常のバカラでかかる時間から、およそ60%程度の時間削減があると言われています。忙しい人でもサクッと遊べるのがスピードバカラの特徴であり、オンカジで人気がある理由です。
これに「高いRTP」が重なるところが、ジャパニーズスピードバカラの魅力となっています。
RTPが「低額ベットで長期間のベットを行うことで、高い確率で勝利金が還元されることを期待する」という性質のものである以上、この性質と「ゲームの進行が早い」という性質の相性がバツグンであることは明らかでしょう。
バカラというゲームは、オンカジのなかではもっとも頭を使わない賭け方ができるゲームですので、サクサクと進行していくゲームにコツコツ賭けていくことで、RTPで期待される勝利金待ちという遊び方がシンプルに楽しめるでしょう。
オンカジのバカラでは「バンカー側」で勝利した場合に勝利金の5%が差し引かれる「コミッション」という悪しき制度がありますが、ジャパニーズスピードバカラには「ノーコミッションバカラモード」という嬉しいモードが搭載されています。
「ノーコミッションバカラモード」はその名の通り「コミッション」がなくなった状態でバカラを遊べるモードで、ジャパニーズスピードバカラではバンカーで勝利した場合も、勝利金が引かれるということはありません。
ただし、「ノーコミッションバカラモード」は、バンカーのカードの合計が「6」であった場合だけ「コミッションとして50%が引かれる」という大きな穴があるモードでもあるため、その点は注意が必要ですし、一長一短といったところです。
第2位!99.47%のRTPを誇るInfinite Blackjackの特徴
続いて、ランキング2位、99.47%のRTPを誇るInfinite Blackjack(以下、インフィニティブラックジャック)の特徴を見ていきましょう。
インフィニティブラックジャックは、Evolution Gaming(エボリューションゲーミング)社が提供するブラックジャックです。
エボリューションゲーミング社は「オンカジといえばエボリューションゲーミング社」といってもいいほどのプロバイダーですし、仮に「プロバイダーランキング」というランキングがあるなら1位に輝くようなプロバイダーですから、インフィニティブラックジャックは、ライブカジノがあるオンカジならば、ほぼあらゆるオンカジで遊ぶことができるはずです。
通常のブラックジャックには「座席数8」という厳密な決まりがあるのですが、インフィニティブラックジャックは、この「座席数8」という動かぬルールをとっぱらい、「座席数無制限」にしたオンカジ独自のブラックジャックとなっています。
座席数が無制限であることで、プレイヤーがいつでも参加できるのがインフィニティブラックジャックのメリットです。
ですが、インフィニティブラックジャックは、ときに百人以上のオンカジプレイヤーが同じゲームに参加することもあり、「プレイヤーの数が多すぎて待ち時間が発生する可能性が高い」というデメリットもあります。
座席数が無制限であること以外は、通常のブラックジャックとほぼ同じルールです。
ジャパニーズスピードバカラが「短時間の勝負をたくさん重ねていく」ことに特化したゲームだとするなら、インフィニティブラックジャックは「長時間の勝負をじっくり重ねていくこと」に向いているゲームだといえます。
ブラックジャックは、バカラと比べて「賭け方」にある程度の思考や戦略が必要となりますので、むしろインフィニティブラックジャックにおける「待ち時間」の存在は、「RTPに期待される勝利金」を確実にゲットするための「長考」の時間として利用することができると高評価を与えることもできるでしょう。
インフィニティブラックジャックは「ブラックジャック」として遊んだ場合は99.47%のRTPですが、賭け方によってRTPが変動するので、この点は注意が必要です。
賭け方の違いによるRTPの変動ランキングは以下のようになります。
- ブラックジャック 99.47%
- 21+3ベット 96.30%
- ペアベット 95.90%
- HOT3ベット 94.60%
- バストイットベット 94.12%
全面的にRTPを信頼したベットで行きたいと考えているのであれば、ブラックジャックという賭け方一択となるでしょう。
第1位!99.56%のRTPを誇るLightning Blackjackの特徴
最後に、ランキング1位、99.56%のRTPを誇るLightning Blackjack(以下、ライトニングブラックジャック)の特徴を見ていきましょう。
ライトニングブラックジャックも、エボリューションゲーミング社が提供するブラックジャックですから、ほぼすべてのオンカジで遊ぶことができます。
ライトニングブラックジャックは、賭け額の100%の手数料を支払うことによって、「マルチプライヤーの配当金」が最大25倍になるという特徴を持っているブラックジャックです。
ブラックジャックの配当金は、勝つだけだと「2倍」で、ブラックジャックで勝利した場合でけ「2.5倍」ですから、ライトニングブラックジャックは「最低でもブラックジャックの上がり」でないと勝利金が獲得できないというのが、若干シビアです。
ライトニングブラックジャックではマルチプライヤーというシステムが導入されており、これは「ディーラーの背後にある数字」で上がった場合、次のゲームの配当金が、その数字の下にある倍率に変わるというシステムです。ただし、「次のゲームの賭け額」ではなく「勝利時の賭け額」に対する倍率となります。
RTPというものが「少額のベットで長時間コツコツ賭けていく」ということで成立するものである以上、プラマイゼロの勝利がどうしても多くなり、最終的な「大勝ち」を目的とするライトニングブラックジャックは、ジャパニーズスピードバカラや、インフィニティブラックジャックとは根本的に性格が違うと考えたほうがよいでしょう。
ライトニングブラックジャックにおける勝利金の回収は「プラマイゼロの勝利の果てにある一回のマルチプライヤーの勝利で99.56%の還元を目指す」という方法になるでしょう。
RTPが高いライブカジノゲームのランキングまとめ
- ゲームの進行が早いジャパニーズスピードバカラで高速還元
- 長考がゆるされるインフィニティブラックジャックで確実な還元
- マルチプライヤーで一発を狙うライトニングブラックジャックの還元
オンカジのライブカジノでRTPが高いゲームのランキングについては、以上になります。
RTPはオンカジを長期間遊ぶ場合に有効になる数値であるため、数値とゲームの特徴をあわせた戦略的なベットで初めて有効なものになります。
RTPは「絶対に勝てる!」というような安心要素としてではなく、「より確実に賭け金を回収する」というしたたかな戦略性と組み合わさったラディカルさでとらえるのがオススメです。
今回は「高さ」に特化したランキングでしたが、ランキングで紹介したもの以外にも、オンカジでは様々なゲームが、そのゲームの特徴にあわせたRTPの様相を呈していますので、低いRTPのゲームのなかから自分にあったものを探してみるのも、ひとつの楽しみかもしれません。